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<新刊>『仕事の喜びと哀しみ』チャン・リュジン、(翻訳)牧野 美加(版元:クオン)

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<新刊>『仕事の喜びと哀しみ』チャン・リュジン、(翻訳)牧野 美加(版元:クオン)

価格:1,800円+税
サイズ:四六判
ページ:270ページ
ISBN:978-4-910214-15-3

<概要>

決して安寧ではない現実に向き合いながらも、本書に描かれる人々の目線や行動はどこか軽やかだ。日々の労働、生活、誰かとの関わりを静かに、生々しく、辛辣にユーモラスに優しく描くチャン・リュジンと出会えて幸福に思う。
――小山田浩子(小説家)

表題作「仕事の喜びと哀しみ」がチャンビ新人小説賞を受賞し、ネットに公開されるとたちまち読者の共感をよび40万ビューを記録。
2020年11月には韓国KBSでドラマ化もされています。

本書にはこの表題作をはじめ、ミレニアル世代の著者が同世代の人々を主人公に描いた8篇を収録。
2020年「書店員が選ぶ今年の本」小説部門に輝いた話題の短編集を、新たな文学シリーズ「K-BOOK PASS」からお届けします。

大型新人の話題作に、作家たちから次々と賞賛の声!
――喜びと哀しみのあいだにある幾重もの名もなき感情が、世界の硬い表面にぶつかってぐらりと微妙に揺れる一瞬一瞬を、作家チャン・リュジンは素早く繊細に捉えてみせた。
チョン・イヒョン 

――チャン・リュジンが捉えた物語は まさに今、私たちの時代の物語だ。
ピョン・ヘヨン

――小説の最後のページをめくったとき、私の心の中に冷たくも甘い痕跡が刻まれたことに気づいた。そんなことをやってのける小説はめったにない。
パク・サンヨン

<目次>

幸せになります
仕事の喜びと哀しみ
俺の福岡ガイド
やや低い
助けの手
101回目の履歴書と初めての出勤
真夜中の訪問者たち
タンペレ空港

著者あとがき
日本の読者のみなさんへ
訳者あとがき

<著者プロフィール>
チャン・リュジン
1986 年生まれ。延世大学にて社会学を専攻。
2018 年に本書の表題作「仕事の喜びと哀しみ」で創批新人小説賞を受賞し、デビュー。
本書『仕事の喜びと哀しみ』は2020年の「書店員が選ぶ今年の本」小説部門に選ばれた。
このほか、2020年に第11回若い作家賞、第7回沈薫文学大賞を受賞。

<訳者> 
牧野美加
1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。
第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。
訳書にカン・ヒョンギョン『バニトレ! バベバニの奇跡の10日間ダイエット』(PHPエディターズ・グループ)、共訳書にチェ・ウニョン『ショウコの微笑』、ソ・ミョンスク『オルレ 道をつなぐ』(以上クオン)。

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