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【新刊】『黄色い象 (ラジオピープル・ブックス 第 2号)』著:仲光健一(トランジスター・プレス)

¥825 税込

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【新刊】『黄色い象 (ラジオピープル・ブックス 第 2号)』著:仲光健一(トランジスター・プレス)

〈基本情報〉

ISBN:978-4902951028
サイズ: 17.8 x 10.8 x 1.6 cm
ページ: 110頁


〈概要〉
僕は怪我で療養中に、納屋に眠っていた弁当箱サイズの古ぼけたトランジスター・ラジオを通して「バター・クランチ・キッド・ラジオショー」という海賊放送をキャッチする。
 エルビスの「ミステリートレイン」とともに始まり、弱々しいノイズ混じりの放送は、やがて「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が流れ出しウルフマン・ジャックを真似たDJが、がなり始めた。
 「オイラの声が聞こえているかい、
今夜もゴキゲンなロックン・ロール・ミュージックをガンガン飛ばしていくよ、
ハッピーな夜にしてちょうだい!」

そんなオールドファッションなスタイルとともに、かかる音楽もオールディズ。
ビートルズを「新しいグループ」と紹介するペテンにも笑わされる。

番組の最後にDJは、黄色い象について語り始めるのだった。
ロックンロールは全部この「黄色い象」のことを歌っているという。

「バター・クランチ・キッド・ラジオショー」は、木曜日の夜にティーンエージャーをとっくにすぎたシケたツラしたヤツらのビール腹にジャブのお見舞いをして、もう一度黄色い象を見せてやるために放送しているというのだ。

そんな黄色い象とは?

 僕は、勇気と正義とロックンロールに溢れたこの番組と出会った感動を、
ロックンロールの聖地、メンフィスに留学中の親友に宛てた手紙に綴ることにした。

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