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【新刊】『平成の文学とはなんだったのか』重里徹也・助川幸逸郎

¥1,760 税込

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A5ソフトカバー/224ページ

平成文学の三十年を一望し、縦横無尽に語り尽くす。
昭和から活躍していた作家たち、また、平成になって頭角を現した作家たちが底力を発揮したのがこの三十年であった。彼ら、彼女らの小説は時代を映し、問いを提起する。わたしたち読者はそれをどう受け取ろうか。

著者はふたりとも息の長い読書を続けて来た。本書はそのふたりが自由闊達に語り合い、論じる喜びにあふれている。したがって、蓄積の成果を「教科書」のように体系化・系統立ててまとめてはいない。今回、10のテーマを立てて多角的に対談をしている。また、平成を代表すると思われた作品「十選」やコラムも別立てにしてある。こうして、いろいろな方向から作品と時代にライトを当てている。ところどころユニークな逸脱もあり、なにげないひと言に時代の真実がこもることもある。

なによりも楽しみながら読み進められて、一冊でも「ああ、この本読みたいな」と思える本が見つかるような、そういった愉快な本作りを著者ふたりは志した。その点、平成文学のやわらかいガイドブックにもなっている。

<平成文学「十選」>

重里徹也選
『羽根と翼』黒井千次
『海辺のカフカ』村上春樹
『博士の愛した数式』小川洋子
『半島を出よ』村上龍
『弱い神』小川国夫
『路(ルウ)』吉田修一
『冬の旅』辻原登
『還れぬ家』佐伯一麦
『土の記』高村薫
『ある男』平野啓一郎

助川幸逸郎選
『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹
『聖耳』古井由吉
『博士の愛した数式』小川洋子
『蹴りたい背中』綿矢りさ
『ハーモニー』伊藤計劃
『ヘヴン』川上未映子
『マザーズ』金原ひとみ
『晩年様式集 イン・レイト・スタイル』大江健三郎
『薄情』絲山秋子
『流転の海』宮本輝

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