100年残る本と本屋をめざして。
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<新刊>『芝木好子小説集 新しい日々』芝木好子(書肆汽水域)
¥2,200
<新刊>『芝木好子小説集 新しい日々』芝木好子(書肆汽水域) *装丁が4種類あります。 『芝木好子小説集 新しい日々』 著 者 芝木 好子 価 格 ¥2,000+税 ISBN 9784990889951 発売日 2021年8月25日 判 型 上製、スリーブケース入り 頁 数 272頁 収録作品(底本一覧) 新しい日々 『女の庭』 集英社文庫 1986年 脚光 『別れの曲』 集英社文庫 1991年 白萩 『紫の山』 講談社文庫 1988年 晩秋 『紫の山』 講談社文庫 1988年 冬の梅 『冬の梅』 新潮文庫 1994年 遠い青春 『女の庭』 集英社文庫 1986年 老妓の涙 『花霞』 集英社文庫 1989年 十九歳 『冬の梅』 新潮文庫 1994年 著者プロフィール 芝木 好子(しばき よしこ) 1914年東京都生まれ。1941年に『青果の市』で第14回芥川龍之介賞を受賞する。 代表作に『湯葉』『隅田川』『丸の内八号館』の自伝三部作や、『洲崎パラダイス』『青磁砧』『隅田川暮色』『雪舞い』などがある。
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<新刊>『うろん紀行』著:わかしょ文庫(版元:代わりに読む人)
¥2,420
<新刊>『うろん紀行』著:わかしょ文庫(代わりに読む人) サイズ:四六版、上製本 頁 数:203ページ 定価:2200円+税 〈概要〉 人はなぜ小説を書くのだろう。 なぜ小説を読むのだろう。 決して同じ場所にたどり着くことはできないのに。 〝平和島のブローティガン〟 わかしょ文庫による《小説を読む物語》 笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』を読みながら海芝浦へ向かい、後藤明生『挾み撃ち』の足跡をたどり、巨大スーパーCOSTCOの喧 の中で大江健三郎『万延元年のフットボール』を読もうとする。著者は一見ふざけているようだ。しかし、実際彼女は不安に襲われながら読み訪ね、そして書く。本書はとても切実で危なっかしい《小説を読む物語》だ。うろんな物語を読み終えたとき、読者もまたこの社会での生き方を模索しはじめているだろう。日常の生きづらさが綴られた自主制作エッセイ『ランバダ』の著者がその硬質で端正な文体を余すことなく発揮した好評WEB連載に書き下ろしを加えて書籍化した商業出版第1作。 [本書で取り上げた作品と場所] ◎笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』〔海芝浦〕◎永井荷風『濹東綺譚』〔東向島 ◎古川日出男『ベルカ、吠えないのか』〔犬吠〕◎後藤明生『挾み撃ち』〔蕨、上野、亀戸、御茶ノ水〕◎太宰治『富嶽百景』〔河口湖〕◎高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』〔金沢文庫〕◎宮沢賢治『銀河鉄道の夜』〔馬喰町〕◎尾崎翠『第七官界彷徨』〔池上〕◎大江健三郎『万延元年のフットボール』〔産業道路〕◎牧野信一『ゼーロン』〔高輪ゲートウェイ〕◎ポール・オースター『ムーン・パレス』、ベン・ラーナー『10:04』、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』〔ニューヨーク〕◎猫田道子『うわさのベーコン』、ボルヘス『バベルの図書館』、夏目漱石『夢十夜』〔???〕◎小森健太朗『大相撲殺人事件』〔両国〕◎藤子不二雄Ⓐ『まんが道』〔落合南長崎〕◎トム・ジョーンズ『ロケットファイア・レッド』〔大井町〕他 ■目次 第一章 海芝浦 第二章 東向島 第三章 犬吠 第四章 蕨、上野、亀戸、御茶ノ水 第五章 河口湖 第六章 金沢文庫 第七章 馬喰町 第八章 池上 第九章 産業道路 第十章 高輪ゲートウェイ 第十一章 ニューヨーク 第十二章 ??? 第十三章 両国 第十四章 落合南長崎 第十五章 大井町 あとがき (版元サイトより)